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当社のお役立ちコラムで、生命保険の三つの基本形という記事では、生命保険には定期保険、養老保険、終身保険の大きく分けて3つの基本の形があることを紹介しました。
参考:生命保険の三つの基本形
実は終身保険と言っても更にいくつかの種類に分類されます。この記事では以下の種類の終身保険を順番に説明していきます。
1.終身保険
2.外貨建て終身保険
3.低解約返戻金型終身保険
4.利率変動型終身保険
5.変額終身保険
各保険会社の一般勘定で運用される円建ての終身保険のことを指します。

図1 終身保険イメージ図(契約時30歳、払込終了時60歳で作成)
一般勘定で運用される保険は、保険会社によって安全性が重視された運用先によって運用されます。
また、その運用実績が予定利率と呼ばれる、お客様とお約束する運用利回りが実際の保険会社による運用で下回った場合でも、運用リスクは保険会社によって負担されることとなっています。
そのため、契約時に定められた予定利率によって運用が保障されるため、将来を見通した運用を行うことができます。
ただし、学資、老後、お葬式などの費用のために多くの方が検討される終身保険ですが、1980年代は保険の予定利率は6%程度あり、保障と運用の効果は非常に高い魅力的な保険だったのですが、近年の低金利政策などの影響で運用利回り(予定利率)が低下することで、支払う保険料に対して保障や資産運用効果が低下している状態です。
外貨建て終身保険は円建ての終身保険と異なり、保険料を米ドルなどの外貨で支払う保険となっています。
そのため、保険料を支払う際には為替変動の影響により、円建ての保険料が変動する可能性があります。
また、保険金などの受取に関しても外貨建てとなるため、死亡保険金の額に関しても、為替変動の影響により、日本円に保険金を換算したい際に保険金額が変動する可能性があります。
外貨建て終身保険は、円建ての終身保険と異なり、主な運用先は米国の国債となっております。
その利回りは日本よりも相対的に高い金利水準で推移しているため、外貨建て終身保険の予定利率は円建ての終身保険よりも高くなっています。
そのため、円建ての終身保険に比べると、一般的に保障や運用の効果が高くなる傾向にあります。
ただし、保険料の支払いが外貨建てになるため、為替変動の影響によって、支払う保険料や保険金額が変動してしまうリスクがありますので、注意が必要です。

図2 外貨建て終身保険イメージ図(契約時30歳、払込終了時60歳で作成)
低解約返戻金型終身保険は、円建て終身保険や外貨建て終身保険において、払込期間中の解約返戻金を抑制することによって、保険料を抑えた終身保険となります。
払込を終了したのちに、解約返戻率が上昇する傾向にあり、学資やセカンドライフなどの資金としての活用が考えられます。
解約返戻率が低い払込期間中でも保険金額は保証されます。しかしながら、運用に関しては払込期間が終了するまで解約返戻金などが抑えられてしまうので、長期的に払込が可能な範囲で保障額を決めることをおススメします。

図3 低解約返戻金型終身保険イメージ図(契約時30歳、払込終了時60歳で作成)
予定利率が定期的に変動するタイプの終身保険です。
ただし、他の終身保険同様に最低限保障する予定利率が決まっていますので、契約時の予定利率に基づいた保障や運用は保証されます。
この保険は、例えば金利が好転し、保険の予定利率が上昇した場合は、その変化に合わせて解約返戻率や保障額(保険金額)も上昇する可能性があります。
このように日々変化する経済の状況に合わせて連動してくれるメリットがあります。

図4 利率変動型終身保険イメージ図(契約時30歳、払込終了時60歳で作成)
これまでの4つの種類の保険は一般勘定で運用される保険でしたが、こちらの変額終身保険は特別勘定で運用される保険で特徴が異なります。
特別勘定で運用される保険は、一般勘定で運用される保険とは異なり、運用の成果やリスクに関しても直接お客様に帰属するという性格を持っています。
そのため、一般勘定で運用されている保険に比べて、国内外の有価証券を主な対象としており、上場株式や公社債などで運用されているため、ハイリスク・ハイリターンな特徴があります。
ただし、一般勘定で運用される保険と同様に、安全性や流動性などにも十分留意された運用がなされています。
これらの特徴をまとめると、主に以下のようなものがあげられます。
<デメリット>
・ 特別勘定の運用実績によって、解約返戻金などの受取金額が支払った保険料を下回る可能性がある。
・ 死亡保険金や高度障害保険金に関しては最低保証があるが、解約返戻金に関しては最低保証はない。
<メリット>
・ 他の種類の保険に比べて、同じ保険料を支払った場合に対して保障額が多くなることが多い。
・ 特別勘定の運用実績が良い場合は、解約返戻金や死亡保険金が支払った保険料を上回る可能性がある。

図5 変額終身保険イメージ図(契約時30歳、払込終了時60歳で作成)
この記事では、主な終身保険の型を5つ紹介いたしました。
それぞれの終身保険に特徴がありますので、お客様の目的にあった商品を選択されることをおススメします。
また、こちらで紹介した終身保険の型は一般的な内容を記載しています。
これらを基本として、各保険会社で保険商品が開発されています。
そのため、保険会社によって内容が異なりますので、正確には保険会社や代理店の担当者の情報に従ってください。