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入院したらどんな費用が掛かるのか

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皆様にとって、少しでもお役立ちいただける情報を共有させていただきますので、是非参考にしてみてください。

はじめに


入院や手術をしたら、お金がかかる。

それは誰もが知っていることですが、実際何がどれくらいお金がかかるのか知らない人も意外と多いのではないでしょうか。

この記事では、入院したら何を自己負担しなければならないのか、どうして保険で備える必要があるのかということを紹介していきます。

1. 公的医療保険(高額療養費制度)とは


入院や手術をした場合、何の費用をどの程度自己負担するのか紹介する前に、医療費に関する制度を公的医療保険を紹介することとしましょう。

公的医療保険の一つとして「高額療養費制度」というものを皆さんはご存じでしょうか。医療費の自己負担を抑えてくれる公的な制度で、以下厚生労働省HPより引用したものになります。

--引用はじめ(高額療養費制度を利用される皆さまへ |厚生労働省 mhlw.go.jp)--
医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。

上限額は、年齢や所得に応じて定められており、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。
全ての方が安心して医療を受けられる社会を維持するために、高齢者と若者の間での世代間公平が図られるよう、負担能力に応じたご負担をいただく必要があります。
--引用終わり-------------------------------

つまり、この制度を利用すれば医療費の自己負担額を一定額まで抑えることができるというわけです。

ただし、この制度の注意点は1か月という期間が『1日から末日まで』と決められていること。たとえば、4/29~5/3の入院のように月を跨ぐような入院の場合、4月(4/29~4/30)の医療費と5月(5/1~5/3)の医療費はそれぞれ上限額が設けられてしまうので2倍の医療費を負担することになります。

救急車で運ばれたなどの緊急なものではなく、入院日を選べるような場合は月末の入院を避けるといいかもしれないですね。

2. 自己負担はいくらかかるのか


さて、ここで本題に戻ります。

公的医療保険である程度、賄われることが分かりましたが、いったい何の費用を自己負担する必要があるのでしょうか。

高額療養費制度があるのだから上限額だけ貯蓄で用意できれば大丈夫と思うかもしれませんが、そこに一つ落とし穴があることを忘れてはいけません。

診察費や薬代など公的医療保険の対象となる費用(以下、医療費)は高額療養費制度が利用できますが、個室代や食事費、見舞いや通院のための交通費などは制度の対象外となるため全額自己負担となってしまうのです。

①   医療費
医療費は高額療養費制度が利用出来ます。例として医療費が総額で100万円かかった時の自己負担を計算してみましょう。表1の通り年収によって上限額は異なりますが、②の年収帯の方が平均なのでここでは年収600万の方を例に挙げてみましょう。


表1 高額療養費制度(69歳以下の場合)


表1の計算式にあてはめて計算した結果を図1にまとめました。
図1をご覧いただくと、自己負担額は87,430円で総医療費の1割以下に抑えることができていることがわかります。

図1 高額療養費制度の利用例 (45歳 年収600万円 総医療費100万円の場合)



さらに、入院や治療が4か月以上続いた際は、4か月目以降は計算なしで一律で44,400円の自己負担で済むようになります。裏を返せば、どのような制度を使っても毎月最低約5万円は医療費の自己負担が必要ということです。

②   制度対象外費 (個室代、食費代は足利赤十字病院のホームページから引用)
1. 個室代
病院によって個室代は異なりますが、足利日赤の場合は10,450円、6,600円、2,750円、2,200円、無料の部屋※の5種類があります。

そんなに贅沢はしなくていいから無料の部屋でいい、と思う方もいるかもしれませんが希望しても無料の部屋に入れることはごく稀です。

一般的には、6,600円の部屋に入って空きが出て希望すればだんだん安い部屋に移っていくというようなイメージです。
もし空きが出なければ、現在の平均的な入院日数である14日間入院した場合、入院期間中ずっと6,600円の個室代がかかることもあるかもしれません。

そうなると個室代だけで92,400円(6,600円×14日間)の自己負担となります。

2. 食事費
入院期間中は毎日3食のバランスの取れた食事が提供されます。

足利日赤の場合は一食460円です。14日間の入院となると17,940円(入院日の朝食と退院日の昼・夕食を除く)が自己負担となります。

3. 交通費・雑費
かかりつけの病院で入院できれば交通費はそこまでの負担にはならないかもしれませんが、がんなどの大きい手術となると遠方の大学病院を紹介されることもあります。

また、パジャマなどの衣料品やコップ、歯ブラシなどの雑貨類も場合によってはそろえる必要があり雑費も自己負担となります。

3. 医療保険をうまく利用する


ここまでで、公的な制度を利用してもどうしても負担しなくてはいけない部分があることをご理解いただけたでしょうか。

このすべてを貯金で賄うことは苦しいと感じる方もいるでしょう。

そこでうまく活用していただきたいのが医療保険です。
たとえば、入院日額10,000円という保障内容であれば毎日かかる個室代をほぼカバーできますよね。

運よく安い部屋に移ることができれば浮いたお金で食事費や雑費にまわすこともできるでしょう。また、1日でも入院したら受け取れる入院一時金10万円を特約で付けていれば医療費の自己負担分もカバーすることができます。

おわりに


保険が必要なのはわかるけれど、実際どんな費用が掛かるのかわからないと何を備えたらいいのかもわからない、という方は多くいらっしゃると思います。この記事で、そんな方々に少しでも入院費用のイメージをお伝えすることができていたら幸いです。

<この記事を書いた人>
さくらファミリー株式会社 中山 葵
ファイナンシャルプランニング技能士2級
2022年4月に社会人になったばかりの社会人2年目 10代、20代の若い世代と同じ目線で記事を書くことを心がけております。

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