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五月病だけじゃない「働けなくなるリスク」― 公的制度と、足りない収入への備え方の基本

五月病だけじゃない「働けなくなるリスク」― 公的制度と、足りない収入への備え方の基本

新年度が始まって約1か月。ゴールデンウィークが終わる5月は、新しい環境での緊張が一段落する一方で、疲れやストレスが表面化しやすい時期でもあります。特に新社会人や、異動・転勤を経験した方の中には、「なんとなく気分が落ち込む」「仕事へ行くのがつらい」と感じる方も少なくありません。いわゆる“五月病”と呼ばれる状態です。

最近では、身体の病気だけでなく、メンタル不調によって長期間働けなくなるケースも増えています。このコラムでは、もし働けなくなったとき、収入はどうなるのかを整理します。

医療費よりも、実は「収入の減少」が大きな問題になることがあります


病気やけがで入院・通院が必要になると、まず医療費を心配される方が多いと思います。ただ、日本には公的医療保険や高額療養費制度があり、医療費の自己負担には一定の上限があります(入院したらどんな費用が掛かるのかもご覧ください)。

むしろ長期化したときに家計へ響くのは、働けない間の収入の減少です。住宅ローンや教育費、毎月の生活費は、病気になっても同じように続きます。

公的な制度にはどんなものがある?(一般的な概要)


制度概要(一般的な内容)
傷病手当金会社員など、健康保険に加入している方が、病気やけがで仕事を休み、給与が受けられないときに支給される制度。連続して休んだ後の4日目から対象で、支給の目安は直近の給与の3分の2程度、支給期間は通算で最長1年6か月(条件あり)
労災保険仕事中や通勤中のけが・病気が対象
障害年金病気やけがで、日常生活や仕事に一定以上の支障がある場合に、要件を満たすと受け取れる年金
失業給付など退職後の生活を支える制度(要件あり)

自営業の方や国民健康保険に加入している方には、傷病手当金の制度がない(または限定的な)場合がある点にも注意が必要です。制度の詳細や最新の内容は、全国健康保険協会(協会けんぽ)や、加入している健康保険組合、お住まいの市区町村の窓口でご確認ください。

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「会社が守ってくれる」だけでは対応しきれない場面も


終身雇用が当たり前だった時代とは異なり、転職や副業など働き方が多様化する中で、「会社が守ってくれる」という考え方だけでは対応しきれない場面も増えています。公的な制度で足りない部分を、貯蓄で備えるのか、民間の保険などで備えるのか、あるいは両方か。考え方はご家庭によって異なります。

今こそ確認したいポイント

  • 病気やケガで働けなくなった場合の備え(何か月分の生活費を貯蓄で賄えるか)
  • 医療保険だけでなく、収入減少への対策があるか
  • 今の働き方や家計に、保障の内容が合っているか

考えるときのステップ


  1. 毎月の支出を把握する 働けない間も必要になる生活費・ローン・教育費の合計を出します。
  2. 使える公的制度を確認する ご自身の加入している健康保険や働き方で、利用できる制度を調べます。
  3. 不足分を見積もる 収入が減ったとき、貯蓄でどのくらい賄えるかを考えます。
  4. 備え方を検討する 貯蓄の積み増し、民間の保険など、不足分に対する手段を比べます。

収入への備えは、ご家族の人数や働き方、貯蓄の状況によって「必要な金額」が大きく変わります。一律の答えはありませんので、ご自身の状況に合わせて考えることが大切です。働けなくなったら生活費はどうする?もあわせてご覧ください。

ご相談いただくときのポイント


『ほけんの相談窓口』(アシコタウンあしかが内)は、足利市で34年間、地域の安心づくりを支えてきました。医療保険だけでなく、就業不能や収入減少への備えなども含め、ご家庭ごとの状況に合わせた備えをご案内しています。

よくあるご質問


傷病手当金は、誰でももらえますか?

主に、会社員など健康保険(協会けんぽ・健康保険組合など)に加入している方が対象で、休業の期間や給与の支払い状況などの条件があります。自営業の方などが加入する国民健康保険には、原則としてこの制度はありません。

心の不調でも傷病手当金の対象になりますか?

病気やけがが原因で働くことができないと医師が判断した場合は、心の不調(精神疾患)も対象になることがあります。詳細は加入している健康保険の窓口にご確認ください。

貯金だけでも備えになりますか?

備え方には貯蓄・保険などさまざまな手段があります。何か月分の生活費を貯蓄で賄えるかを試算し、足りない部分をどう補うかを考えるのが一般的な進め方です。

まとめ


頑張りすぎてしまう人ほど、不調は突然やってきます。新年度の疲れが出やすい今だからこそ、一度「働けなくなるリスク」について考えてみませんか。

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